レコーディングダイエットに興味はあるけれど、「何をどう記録すればいいの?」「面倒で続かない…」と感じていませんか?
このページでは、医師として、そして実践者としてレコーディングダイエットに挑戦しているビリーが、よくある10の質問にお答えします。 知識とリアルな体験をもとに、あなたの「記録を続ける力」をサポートします。
この記事でわかること
- 記録すべき内容(体重・食事・感情など)の選び方
- アプリ・Excel・ノートの違いと自分に合った使い方
- 三日坊主を防ぐ「続けるコツ」と習慣化の工夫
- 痩せないときに見直すべき記録のポイント
- 記録がもたらす“ダイエット以外”への良い影響
Q1. レコーディングダイエットって、何を記録すればいいの?
まず記録すべきは、「食事内容」「体重」「運動量」の3つです。
最初から全部完璧に記録する必要はありません。たとえば「食べた時間と内容だけ」をメモするだけでも、自然と食事への意識が変わり始めます。
おすすめの始め方:
- 食事内容(何を、どれだけ)
- 体重(できれば毎日)
- 運動(時間・種類)※できた日だけでOK
重要なのは「継続すること」。記録の目的は完璧を目指すことではなく、自分の行動を「見える化」することです。
🔗 詳しくは → レコーディングダイエットの基本と始め方
Q2. 記録するだけで痩せるって本当?
はい、本当です。記録するだけで痩せる人は多くいます。
その理由は「食べたものが見えるようになる」から。記録によって「思ったより食べてた」「夜にカロリーが偏ってる」など、自分の食行動に“気づき”が生まれます。
この“気づき”が、自然と食べ過ぎを防ぎ、行動に変化をもたらすのです。
私自身も、記録を始めた最初の1週間で明らかな変化を感じました。1ヶ月後には5kg減。それまで見えていなかった“食べすぎのパターン”を記録によって把握できたのが大きかったです。
🔗 詳しくは → 記録を始めて1週間で感じた変化
Q3. どのタイミングで体重を測ればいい?
おすすめは「毎朝、起きてトイレの後」です。
なぜなら、体重は1日の中で1〜2kgも自然に変動するから。同じ時間・同じ条件で測定しないと、増減の意味が分からなくなってしまいます。
朝イチがベストなのは、以下の理由からです:
- 食事や水分の影響がまだ出ていない
- 同じ条件を揃えやすい
- 1日の中でもっとも数値が安定する
「毎日同じ時間に測る」ことで、正しく比較・振り返りができるようになります。
🔗 詳しくはこちら → 体重は同じ時間に測るべき理由
Q4. 手書き?アプリ?Excel?どうやって記録すればいい?
どの方法にもメリットがあります。自分の性格や生活スタイルに合わせて選ぶのがポイントです。
- 手書きノート:感情の整理がしやすく、振り返りに「気づき」が生まれやすい。あたたかみがあり、1日の締めくくりにもぴったりです。
- アプリ:スマホで手軽に記録可能。通知機能やグラフの自動作成など、習慣化をサポートしてくれる機能も充実。
- Excel:自由度が高く、自分好みにカスタマイズ可能。関数やグラフを使えば、分析やモチベーション維持にも役立ちます。
どれか1つに決める必要はありません。たとえば 「食事記録はアプリ、体重の推移はExcel」 という組み合わせもOKです。
🔗 ツールごとの違いや選び方はこちらの記事で詳しく紹介しています
アプリと手書きノートの違いと選び方まとめ
Q5. そもそも目標ってどうやって決めればいいの?
目標には「数値目標」と「行動目標」の2つがあります。
まずおすすめしたいのは、「毎日記録をつける」「夜だけは食事を記録する」などの行動目標です。小さな成功体験が積み重なると、自然に行動が変わり、結果として体重も変化してきます。
もちろん、「◯kg痩せたい」などの数値目標も大切です。特に指標として使いやすいのが「標準体重」です。
✅ 標準体重(kg)= 22 × 身長(m) × 身長(m)
これは「健康的とされるBMI 22」をもとに算出されます。ただし、標準体重はあくまで目安です。筋肉量や年齢、体型の好みなどを考慮して、**「自分が納得できる現実的な数字」**を設定しましょう。
🔗 目標設定の考え方については、こちらの記事で詳しく解説しています
ダイエットの目標をどう決める?医師の視点と実体験から解説
Q6. 記録が面倒で続かない…どうしたらいい?
「続かない」の原因は、たいてい“頑張りすぎ”です。
レコーディングダイエットで挫折する人の多くは、「毎食・毎日きっちり書かないと意味がない」と思い込んでいます。けれど、完璧じゃなくて大丈夫。
たとえば、次のような**“ゆるく始める方法”**があります:
- 夜ごはんだけ記録する
- 体重だけメモする
- カロリー計算はせず、写真で残すだけ
最初は**「記録をつけた」という事実を積み重ねること**が大切です。習慣として定着すれば、だんだん記録の内容も自然に増えていきます。
また、“面倒に感じない仕組み”を整えることも効果的です。たとえば、通知機能のあるアプリや、テンプレート化されたExcelを使うことで、心理的なハードルを下げられます。
🔗 習慣化のコツやストレス対策については、こちらの記事も参考になります
ダイエット中のストレス対策と習慣化のヒント
Q7. 忘れたり、記録が抜けた日があるときは?
人は誰でも忘れます。1日くらい抜けても気にしなくて大丈夫です。
「記録できなかった=失敗」と思うと、モチベーションが下がってしまいますが、そもそもダイエットは長期戦。1日抜けたくらいで結果は変わりません。
むしろ大切なのは、「そこでやめないこと」。
- 抜けた日は空白のままでもOK
- 思い出せる範囲でざっくり記録してもOK
- 翌日からまた再開すれば十分
記録を義務にせず、「あとから見返すメモ」くらいの気軽さで続けていきましょう。
記録の目的は、自分の行動に気づくことです。多少のブレがあっても、それが続ける力になります。
Q8. Excelってどうやって使えばいい?
Excelは自由度が高く、自分に合った記録スタイルを作れるのが最大の魅力です。
まずは、以下の3項目だけでもOKです:
- 日付
- 体重
- 食事のメモ(例:朝/昼/夜のカロリーや品目)
慣れてきたら、以下のような機能を加えていくことで「可視化と分析」がしやすくなります:
- 週ごとの平均体重を自動計算
- グラフで体重・カロリーの推移を表示
- 条件付き書式で体重の増減を色分け
これらはすべて関数とセルの工夫で実現可能。スマホやPCで共有もできるので、外出先でも記録できます。
🔗 Excelを使った実例とテンプレートはこちら
→ Excelで続けるレコーディング習慣
Q9. 成果が出るまでどれくらいかかる?
「どれくらいで痩せるのか?」は多くの人が気になるところですが、正直なところ個人差があります。
ただし、共通して言えるのは:
- 意識の変化は早ければ1週間以内に表れる
- 体重の変化は2週間〜1ヶ月ほどで見えてくる
たとえば、「昨日の夜に食べすぎた」「この日は運動した」など、記録することで自分の行動パターンに気づけるようになります。
この“気づき”がダイエットを進める第一歩です。
私自身も、記録を始めて1週間で食事への意識が変わり、1ヶ月で5kgの減量に成功しました。
🔗 実際の変化と記録の工夫については
→ 2週目の変化と分析結果はこちら
Q10. 続けるコツってありますか?
「記録しなきゃ」ではなく、「記録すると気づきがある」という視点に変えると、前向きに続けやすくなります。
たとえば、毎日入力する中で「昨日よりお菓子が増えたな」「この時間にお腹が空くんだな」といった小さな“気づき”が積み重なり、自分の行動に意識が向くようになります。
また、完璧を目指さないことも大切です。疲れた日は「夜だけ記録する」でもOK。抜けがあっても「続けていくこと」に意味があります。
さらに、SNSで記録を共有したり、仲間を見つけたりするのも継続の後押しになります。私もX(旧Twitter)で記録を公開することで、大きな励みになっています。
もっと具体的な習慣化の工夫や、継続しやすくなるための考え方は、以下の記事で詳しく紹介しています👇
🔗 医師が実践して気づいたダイエットの基本|続けるための4つの習慣
あなたの疑問も募集しています!
ここで紹介したのは、よくある10の疑問ですが、記録の悩みは人それぞれ。
「こんな場合はどうすればいい?」「私のやり方でも大丈夫?」など、気になることがあれば、ぜひコメントやX(旧:twitter)で教えてください。
今後の記事で取り上げたり、ブログ内で回答を紹介したりしながら、一緒に“続けられるダイエット”を考えていけたら嬉しいです。
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