体脂肪率は減ったのに、見た目が変わらない…
そんな疑問を持つ方は多いと思います。私自身も、同じような焦りや迷いを経験しました。
でも、数字の見方を少し変えるだけで、前向きになれることがあります。
この記事では、体脂肪率の見方や痩せる順番について、医師としての知識と実践者としての経験をもとにわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- なぜ体脂肪率が減っても見た目が変わらないのか
- 体脂肪には種類と順序があるって知ってた?
- 筋肉と脂肪の関係性と見た目の変化のタイミング
- 数字に一喜一憂しない考え方
※1〜2週間の変化についてはこちらの記事でまとめています:
👉 体の変化はいつから?1~2週間の変化まとめ
見た目の変化と時期
見た目の変化が起きる時期は、一般的にダイエット開始から1か月後が目安です。
ただ、3〜4週目の時点でも、体内では確実に変化が進行しています。
この時期は変化を感じにくく、「本当に効いているのかな?」と不安になりがちですが、ここを乗り越えることが大切です。
変化を感じにくい理由
筋肉は重い

筋肉:脂肪の重さ=1.1:0.9
このため、脂肪が減って筋肉が増えると、体重は変わらなくても体内の構成は改善しています。
この時期を「停滞期」と感じてしまう方が多いですが、基礎代謝が上がり、痩せやすい体になっていると捉えるのがポイントです。
また、極端な制限をしている場合、体重は減っても筋肉も同時に落ちている可能性があります。
体重が減っても基礎代謝も落ちると、リバウンドのリスクが高くなるため注意しましょう。
脂肪の種類と痩せる順番
脂肪には3種類あり、減る順番があります。
- 肝臓脂肪
- 内臓脂肪
- 皮下脂肪

この順番で脂肪はつきやすく、また落ちやすいとされます。
特に皮下脂肪は生命維持に必要な働きを持つため、最後まで残りやすいのです。
皮下脂肪はお腹やお尻など、見た目に影響する部位に多く、変化を実感しづらいのが特徴です。
この時期にウエストや体脂肪率の数値に注目すると、小さな変化が見えてくることがあります。
痩せやすい体の部位の順番
痩せやすい部位の順番は以下の通りです。
手首や足首 → 顔や首回り → 上半身 → 下半身 → お腹とお尻
脂肪のつき方、皮下脂肪の多さによって変化の出方に差があるため、お腹まわりは最後まで変化しにくい傾向があります。
脂肪細胞の種類と役割
脂肪を構成する細胞には2種類あります。
- 白色脂肪細胞:脂肪を細胞内に蓄える → 痩せにくい
- 褐色脂肪細胞:脂肪を燃焼させて熱をつくる → 痩せやすい
皮下脂肪は主に白色脂肪細胞で構成されるため、痩せにくく、見た目の変化も出にくいのです。
個人差はありますが、お腹やお尻の見た目に変化が出てくるのは、早くても3〜6か月後になることもあります。
ビリーのひとりごと
- 見た目の変化は1か月以降が目安
- 3〜4週目にも体内の変化は起きている
- 筋肉は脂肪より重いため、数値だけでは判断しにくい
- 脂肪の減少は肝臓→内臓→皮下の順番
- 皮下脂肪は最後まで残りやすいが、着実に変化している
- 焦らず、続けることで結果はついてくる
一緒に、無理のないペースで続けていきましょう。
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