Last Updated on 2025年6月6日 by ドクタービリー
レコーディングダイエットとは
- 毎日のカロリーと体重を記録するだけのダイエット方法。
- 一時期話題になった「レコーディングダイエット」。
- 食事を記録するだけで本当に痩せるのか?
- 医師として、そして実践者として1ヶ月間取り組んでみた結果を率直にお伝えします。
- この記事でわかること
- “食事を記録するだけで、本当に痩せるのか?“
- “続けるのが苦手な人にはどう映るのか?“
- “医師の視点で見た、続けやすさと効果の関係“
- レコーディングダイエットを1ヶ月試した医師の体験を共有します。
こんにちは!
ドクタービリーです。今日はレコーディングダイエットについてお話しします
ダイエットの基本
ダイエットの基本は手法が変われど
消費カロリー>摂取カロリー
- 消費カロリーを増やすなら運動をする。
- 摂取カロリーを減らすなら食事制限を。
医療現場でも食事療法、運動療法というアプローチがあることから、ダイエットにおいても食事と運動の両立が重要になります。
レコーティングダイエット
自身の摂取カロリーを知ろう!
今日の食事の摂取カロリーはわかりますか?
最初はイメージがつかない人が大半だと思います。
かくいう私もちゃんと把握していませんでした。
でもダイエットをするなら消費カロリーの把握は重要です。
そんな時こそ、レコーディングダイエットです!
このダイエットは、自分の食生活を可視化することで客観的に習慣を把握し、問題点を見つけ、改善していくという手法です。
やることは毎日のカロリーと体重を記録するだけ!
レコーディングダイエットの最大のメリットは、自身の一日ごとの摂取カロリーが把握しやすいことです。
地味ですが手軽に始められ、効果も大きいです。
最近は「あすけん」や「カロミル」などの食事内容を入力するだけでカロリー計算をしてくれるアプリが充実しています。
これらのアプリは日毎の食事や体重を記録することができます。
私は入れたい項目を自由に設定でき、そのままグラフにもできるため、Excelに入力して管理しています。
運動でカロリーを消費するのは大変!
両方できれば素晴らしいですが、いきなり2つはできないと感じました。
運動と食事制限どちらか一方を選択するならば、私は食事制限を選びます。
何故なら30分のランニングで250kcal前後を消費するのに対し、ご飯1杯を我慢するだけで同等のカロリーを減らすことができるからです。
そのため、
ダイエットは 運動1割 食事9割
と言われるほど、食事が大事。
と言われるほど、食事が大事。
そして1日の摂取カロリーを決めておけば、その中である程度収まるように調整すれば、食事内容の自由度が高くなり、ストレスで爆食するリスクの低減が見込まれます。
他のダイエット方法と同時に行いやすいのもメリットです。
デメリットも
記録を続けるのが大変なこと、記録を重視しすぎて改善を疎かにすること、記録を見て自己嫌悪に陥ってしまうことです。
生活を把握しつつも自身を責めすぎず、切り替えていく前向きさも必要かもしれません。
消費の目安
私が消費カロリーは以下のように計算できますが
目標として活用したのは基礎代謝量です。
消費カロリー = 基礎代謝量 × 運動量の指数
基礎代謝量の計算
基礎代謝量はこの言葉で検索すると計算できるサイトもあるので、そちらも活用いただければと思いますが、ご自身で計算したい方は以下をご参照ください。
基礎代謝量の目安は「基礎代謝量基準値 × 目標体重」で求めます。
年齢別の平均基礎代謝量基準値と平均の基礎代謝量は表の通りです。

もしくは、
ハリス・ベネディクトの式(改訂版)
男性:=13.397x体重(kg)+4.799x身長(cm)-5.677x年齢+88.362
女性:=9.247x体重+3.098x身長-4.33x年齢+447.593
私は自身の目標である67kgを元に基礎代謝量は1638kcalと計算し、それを下回るように食事を摂っています。
ただ、基礎代謝量は運動量を加味していません。
実際の消費カロリーはこの数値に運動量を加味した数値をかけて計算します。
運動量の指数
- 身体活動レベルI(1日ほとんどデスクワークしている方): ×1.5
- 身体活動レベルII(通学通勤で立つことが多い方や軽いスポーツをする方): ×1.75
- 身体活動レベルIII(1日ほとんど立ち仕事をしている方、スポーツ習慣がある方): ×2.0
健康的にゆっくり痩せるのであれば、そちらを参考にするのが良いかもしれません。
私は5カ月という目標に向かってまずは身体を軽くすることを目標に、厳しめの目標で頑張ります!
自分語り
この手法を選んだのは私の趣味がポイ活と家計簿を記録することであり、レコーディングも苦にならずに続けられるのでは…と考えたためです。
貯金が増えていくのを見て安心するタイプです。
ならば今まで何故この手法を選ばなかったのかと疑問を持たれるかもしれませんね。
理由は明快です。考えるのが嫌だったからです!
何より現状を可視化するということは自分の不甲斐なさを自分で把握することになり、恥部をさらけ出すようなものだと感じたからです。
そうです。ずっと向き合うことから逃げていたのです。
ダイエットと聞くと先の見えない不透明感から言葉を聞くだけで不安になり、逃げていたのが今までの私です。
そんな自分を変えたいという思いから思い切って現状を世間にさらして後戻りできない状態に自分を追い込むため、公開ダイエットという道を選びました。
自分語りにお付き合いありがとうございます。
最後に本日は当直(病院に泊まり、病棟や救急対応をする業務)があり、帰宅できないため、3日目のデータ報告はありません。
ただ、食事制限で何をしているかについての記事は書こうと思っているので、興味ある方は見ていただけると幸いです。
小さな一歩から頑張りましょう!
ビリーのひとりごと
- レコーディングダイエットは自分の生活習慣を「見える化」し、改善点を見つける方法です。
- 難しいことは不要で、アプリやExcelで日々のカロリーや体重を記録するだけでもOK。
- 痩せるには「消費カロリー>摂取カロリー」が基本。その把握に記録が役立ちます。
- 記録を続けるには、自己否定よりも「現状を知る」ことに価値を置く姿勢が大切。
- 完璧を目指さず、続けられる形でコツコツ続けるのが成功の鍵。
まずは“書くこと”から始めてみましょう!
コメント